「心を共に育む」(宗教的情報教育)
本校は創立以来、親鸞聖人の教えに基づいた宗教的情操教育を、教育の根幹としています。人間は、ひとりでは生きていません。見えるもの、見えないもの、さまざまな関係性によって生かされ生かし存在しています。本校に息づく伝統教育として、共なるいのちの尊さに気づき、あらゆる物事に感謝できる優しく温かな心を培います。同時に、「生活指導」にも力を入れ、身を整え行いを正し、持てる力を精一杯に発揮して他者や社会に貢献できる人間を育てます。
朝礼・終礼
- 校訓「朝に礼拝、夕に感謝」の通り、本校では原則として毎日、朝夕に朝礼・終礼を行います。姿勢を正し、「瞑想」「讃仏歌斉唱」「合掌礼拝」などを通して、今日一日をどのように過ごせばいいのか、今日一日を振り返って何をすべきだったのか、自分の内面を見つめて感謝の心を育てます。講堂朝礼では、さまざまな先生方の講話に耳を傾けて心の糧とします。
宗教の行事
- 釈尊の誕生を祝う「花まつり」、新入生対象の「東本願寺参拝」、宗祖親鸞聖人のご命日に営まれる「報恩講」、学校関係者の追悼法要「追弔会」、校祖左藤了秀師ご命日法要「了秀忌」などを学校行事として実施します。厳粛な空気の中、いのちの尊さ、人生のかけがえのなさを考えます。
宗教の授業
- 週1 時間設定されています。授業開始前に「瞑想」「三帰依文唱和」「合掌礼拝」を行い、心身を整えて聞法(素直な気持ちで教えを聞く)の姿勢をつくります。教材は主に『聖典』並びに東本願寺発行の『釈尊生涯と教え』『親鸞生涯と教え』。仏教の深い人間観や生命観を学び、自己の在り方を見つめます。