先日執り行いました、「花まつり」の生徒の感想文を紹介します。
(「花まつり」の様子についてはこちらをご覧ください)
◯「自分のあたりまえが、誰かのあたりまえではないかもしれない。」という言葉を聞いて、人間は支え合わなければ生きていけない、一人では決して生きていけない存在であると改めて考えることができました。
◯日夏先生がおっしゃっていた命を大事に生きるという言葉に感銘を受けました。私は、命について何も考えず過ごしていたのですが、この言葉を受けて、もっと命とは何か、命とどのように向き合っていくべきかを考えるようになりました。(中略)私は、かけがえのない命なのに、あたりまえと思っていないか、ちゃんと命を見ることができているのか、誰も変わってもらえない命なのに責任転嫁し、現実逃避をして生きていないか、比較しなくていい命なのに他人と比較して生きていないか、自分一人だけの命だと思っていないかなど、命について考えるきっかけとなりました。
◯今日のお話を聞いて、命のありかたについて考えました。自分は毎日生きているのではなく周りの存在に支えられて生かされているのだと感じました。自分一人では、何もできない、周りの人がいてくれるからこそ自分としていられるのだと気づきました。コロナの影響で、今まであたりまえに生活していたことが、とても素晴らしいことだと気づいたときは一日一日を大事にしようと思いました。(中略)私は、ものごとの見方を変えることで何か新しいことが発見できると思いました。
◯「比較しなくてもいいのに比較している。」というお話をされている時に、自分のことだなと思いました。すぐに他人と比較して、その人のことを捉えてしまう自分に気づかされました。(中略)七本指のピアニストの方の話は私が考えたことのない考え方ばかりで新しい発見がありました。ないものを悔やまず、あるものを喜んで生きるという見方を忘れずに生きたいと思いました。
今回は、特に1年生の文章を中心に取り上げました。
1年生にとっては初めての大きな宗教行事ということで、新鮮さとともに戸惑いもあったようです。
しかし、花まつりという行事や法話の中にこめられた思いを、一人一人がしっかりと考えていました。
(本校美術部の生徒の作品です。絵葉書として、全校生徒に配付しました)