5月25日 木曜日
教員育成プログラム3年生第3回授業を実施しました。
前回に引き続き、「いじめ問題」について、大阪大谷大学准教授の四辻先生から講義を受けました。
四辻先生は、小学校の先生をされていた先生で、
・いじめ問題をはじめとする教育課題への心理学的アプローチ
・児童における理想の学級や理想の学級生活
などをご専門にされています。
今回は、前回の授業で生徒たちが感じたさまざまな疑問や問題意識に答える形で、たくさんのデータや具体的なシチュエーションを用いて講義をしていただきました。
【前回の授業で感じた疑問・問題意識(一例)】
・インターネットの発展といじめには関連性があるのか?
・いじめは増えているのか?
・いじめられているというサインに少しでもきづけるようになるために大切なことは?
・最終的に自殺しかないという選択をなくすためにはどうすればいいのか?
「このシチュエーションはいじめかどうか」という問いについては、単に「いじめだ」「いじめではない」と結論をもつだけでなく、その結論に至る理由についても活発に意見交流をしていました。
2回の講義を通して、いじめかどうかを「加害者」の視点から捉えるだけではなく、苦痛を感じた人がいるという「被害者」の視点から捉え、その痛みに気付き寄り添うことの大切さについての考えも深めることができました。
教員育成プログラムでは「心はぐくむ教員」を育てるという目標のもと、高校・大学7年間を通して、子ども一人ひとりの状況を捉えられる豊かな感性をもつ教員を育成します。
教員育成プログラムについて、詳しくは以下をご覧ください。
「教員育成プログラム」
「東大谷 高大連携プログラム」