ご挨拶

校長ご挨拶

東大谷高等学校 校長 吉永 雅也

「報恩感謝」の精神

 1909年に、本校は「報恩感謝」を建学の精神として創立されました。親鸞聖人の教えである「報恩感謝」とは、自分の周りにある無数のつながりに気づき、それに感謝しながら日々を送る、ということです。本校における宗教的情操教育において、この「報恩感謝」とは、考えて理解するものでも、また、義務の念から抱くものでもありません。それは、ふとしたときに「ああ、このことなのか」と実感するものです。
 「報恩感謝」を実感できるよう、本校では、人の話を聴く機会、人に話をする機会、そして、日常を振り返る機会を多く設けています。それが、毎日の朝礼・終礼や授業「宗教理解」などの取り組みであって、それらの中核をなすのが「感話」の実践です。「感話」とは、生徒や教員が人前で話をすることであり、そこでは、日々の気づきについて自由に語られます。入学当初は慣れなかった生徒も、本校で生活する中で、無理なく自然に「感話」ができるようになります。「感話」が繰り返される中で、生徒や教員が互いの話を受容的に聴くことが、東大谷高校の文化になっています。

理事長ご挨拶

学校法人大谷学園 理事長 左藤 章

変化に即応する、揺るがぬ精神

 東大谷高等学校は、前身である大谷裁縫女学校の建学の精神「報恩感謝」の心を、次代の母たるべき女性に伝え、子や孫へと伝承していくことを目的に、1909年(明治42年)に設立されました。2013年(平成25年)には、阿倍野台から泉ヶ丘校舎へ移転し、男女共学を開始しました。これにより、100年以上にわたる女子教育の伝統に加え、新たに男子教育の伝統も築いています。今年で共学化14年目を迎え、創立117年目となり多くの人材を送り出しております。
 現代は、デジタル社会の進展により情報が瞬時に広がる時代となり、社会は大きく変化しています。このような時代においては、情報を的確に見極め、自ら考え行動する力が一層重要となっています。
 本校では、校長・吉永雅也先生のもと、教職員一丸となって、伝統を大切にしながらも新たな教育に取り組み、生徒一人ひとりの個性を尊重し、多様化するニーズに応える教育を実施しております。また、社会の国際化・情報化にも対応した学びを通して、これからの時代に必要とされる力を育んでまいります。
 私たちの使命は、自らの受けた恩に気づき、それに報いる心を育み、感謝の念を胸に周囲の人々を大切にする人間を育成することにあります。本校での学びを通して、生徒一人ひとりが自分の可能性を伸ばし、夢や希望を持ち、将来に向けて力強く歩んでいけるよう成長してほしいと願っております。

学園長ご挨拶

学校法人大谷学園 学園長 左藤 一義

どんな時代も乗り越え、逆境に耐えられる精神

 東大谷高等学校は「報恩感謝」の精神を次代の母たるべき女性に伝え、子どもや孫に伝承させていくことを目的に、明治42年に設立されました。この精神は未来永劫変わることはありません。複雑化する人間関係などストレスが増加する現代社会においては、より多くの人たちに感謝の心を伝えていく必要性が一層高まっています。どんな時代も乗り越え、逆境に耐えられる自立した人材、そして自分の価値観だけにとらわれず、素直に物事を見ることのできる人材を輩出していきたいと考えております。
 近年、生徒一人ひとりのニーズも多様化してまいりました。「温故知新」「不易流行」という四字熟語に表わされるように、東大谷高等学校では、「報恩感謝」という建学の精神を教育の中心に置きつつ、泉ケ丘校舎への移転を機にそうした多様なニーズに対応した教育を行うとともに、国際感覚を身につけ、情報化社会を生き抜くことができるような人材の育成を進めるべく、新たなよりよき学びの場を提供してまいります。
 最後に、100有余年の女子教育の伝統の上に、男子教育の伝統も新たに構築していく必要がありますが、例えば釈迦の説法が「対機説法」「応病与薬」と言われ、あるいは『仏説阿弥陀経』にも「青色青光、黄色黄光、…」とあるように、男女の違いを認めあい、それぞれの性格や能力などを充分勘案した教育が何よりも肝要だと考えております。

学校法人大谷学園 学園長
左藤 一義

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