ご挨拶
校長ご挨拶

「報恩感謝」の精神
東大谷高校は、親鸞聖人の教え「報恩感謝」を建学の精神としています。これは仏教の根本「縁起」に基づくもので、「縁起」とは、「あらゆるものは相互に影響しあっている」ということです。
たとえば、皆さんが授業でいつもより集中できたとき、それは何を原因として起こったのでしょうか。前夜よく眠れたことや、先生の話が興味深いものであったことが原因かもしれません。でも、そもそも、皆さんがこの世に生を受けていることが原因だとすれば、永遠の昔に皆さんの先祖がいたことも原因となります。また、授業における集中は、皆さんの未来に何らかの影響を及ぼします。このことも、過去と同じように永遠の未来にまでつながります。
「報恩感謝」とは、無限に広がる「縁起」を考え、自分が「生きる」とは、正しくは「生かされている」のであることを知り、それに感謝することです。そして、「報恩感謝」の精神から本校生徒に期待することは、過去を、未来を、そして世界を見とおせるようになること、その上で、現在の状況を前向きに受け止め、自らを向上させようとすることです。
心の共育(宗教的情操教育)をはじめ、本校における指導はいずれも「報恩感謝」の精神に基づくもので、特に大きな成果を上げているのが進路指導です。「10年未来プロジェクト」により進路選択の視野が大きく広げられます。さらに、特進・国際・進学コースの特性に応じたきめ細かな指導を実施しています。その結果、生徒自身が成長すれば、進路希望も変わります。本校では、各生徒の希望の変化に合わせて、可能な限り支援できる体制が整えられています。
以上のことから、我々は生徒の前向きな変化を常に期待して教育を行います。皆さんも、東大谷高校で自らを成長させてみませんか。
たとえば、皆さんが授業でいつもより集中できたとき、それは何を原因として起こったのでしょうか。前夜よく眠れたことや、先生の話が興味深いものであったことが原因かもしれません。でも、そもそも、皆さんがこの世に生を受けていることが原因だとすれば、永遠の昔に皆さんの先祖がいたことも原因となります。また、授業における集中は、皆さんの未来に何らかの影響を及ぼします。このことも、過去と同じように永遠の未来にまでつながります。
「報恩感謝」とは、無限に広がる「縁起」を考え、自分が「生きる」とは、正しくは「生かされている」のであることを知り、それに感謝することです。そして、「報恩感謝」の精神から本校生徒に期待することは、過去を、未来を、そして世界を見とおせるようになること、その上で、現在の状況を前向きに受け止め、自らを向上させようとすることです。
心の共育(宗教的情操教育)をはじめ、本校における指導はいずれも「報恩感謝」の精神に基づくもので、特に大きな成果を上げているのが進路指導です。「10年未来プロジェクト」により進路選択の視野が大きく広げられます。さらに、特進・国際・進学コースの特性に応じたきめ細かな指導を実施しています。その結果、生徒自身が成長すれば、進路希望も変わります。本校では、各生徒の希望の変化に合わせて、可能な限り支援できる体制が整えられています。
以上のことから、我々は生徒の前向きな変化を常に期待して教育を行います。皆さんも、東大谷高校で自らを成長させてみませんか。
東大谷高等学校 校長
吉永 雅也
理事長ご挨拶

変化に即応する、揺るがぬ精神
今日、世界情勢は不安定になり、将来の不透明さが増す中で、デジタル社会が進み、膨大な情報が高速で行き交い、それに振り回される状況が散見されます。情報が氾濫し、世の中の変化が加速するこの時代において、本当に必要なものは、目先の変化を追いかける表面的な姿勢ではなく、正確な情報を確認し、世の変化に動じずに対応できる、揺るぎない知識と精神こそが肝要です。
東大谷高等学校は、前進である大谷裁縫女学校の建学の精神「報恩感謝」の心を、次代の母たるべき女性に伝え、子や孫へと伝承していくことを目的に、明治42(1909)年に設立されました。平成25(2013)年には、阿倍野台から泉ヶ丘校舎へ移転し、男女共学を開始しました。これにより、100年以上にわたる女子教育の伝統の上に、新たに男子教育の伝統も築いています。今年で共学化13年目を迎え、多くの人材を輩出してまいりました。
この度、新校長の吉永雅也先生のもと、教職員一丸となって、伝統を大切にしながらも、新しい取り組みに挑戦し、より良い学びの場を提供してまいります。生徒一人ひとりの個性を尊重し、多様化するニーズに応えるとともに、社会の国際化・情報化にも対応した教育を推進してまいります。
私たちの使命は、自らの受けた恩に気づき、それに報いる心を育み、感謝の念を胸に周囲の人々を大切にする人間を育成することとだと考えております。
東大谷高等学校は、前進である大谷裁縫女学校の建学の精神「報恩感謝」の心を、次代の母たるべき女性に伝え、子や孫へと伝承していくことを目的に、明治42(1909)年に設立されました。平成25(2013)年には、阿倍野台から泉ヶ丘校舎へ移転し、男女共学を開始しました。これにより、100年以上にわたる女子教育の伝統の上に、新たに男子教育の伝統も築いています。今年で共学化13年目を迎え、多くの人材を輩出してまいりました。
この度、新校長の吉永雅也先生のもと、教職員一丸となって、伝統を大切にしながらも、新しい取り組みに挑戦し、より良い学びの場を提供してまいります。生徒一人ひとりの個性を尊重し、多様化するニーズに応えるとともに、社会の国際化・情報化にも対応した教育を推進してまいります。
私たちの使命は、自らの受けた恩に気づき、それに報いる心を育み、感謝の念を胸に周囲の人々を大切にする人間を育成することとだと考えております。
学校法人大谷学園 理事長
左藤 章
学園長ご挨拶

どんな時代も乗り越え、逆境に耐えられる精神
東大谷高等学校は「報恩感謝」の精神を次代の母たるべき女性に伝え、子どもや孫に伝承させていくことを目的に、明治42年に設立されました。この精神は未来永劫変わることはありません。複雑化する人間関係などストレスが増加する現代社会においては、より多くの人たちに感謝の心を伝えていく必要性が一層高まっています。どんな時代も乗り越え、逆境に耐えられる自立した人材、そして自分の価値観だけにとらわれず、素直に物事を見ることのできる人材を輩出していきたいと考えております。
近年、生徒一人ひとりのニーズも多様化してまいりました。「温故知新」「不易流行」という四字熟語に表わされるように、東大谷高等学校では、「報恩感謝」という建学の精神を教育の中心に置きつつ、泉ケ丘校舎への移転を機にそうした多様なニーズに対応した教育を行うとともに、国際感覚を身につけ、情報化社会を生き抜くことができるような人材の育成を進めるべく、新たなよりよき学びの場を提供してまいります。
最後に、100有余年の女子教育の伝統の上に、男子教育の伝統も新たに構築していく必要がありますが、例えば釈迦の説法が「対機説法」「応病与薬」と言われ、あるいは『仏説阿弥陀経』にも「青色青光、黄色黄光、…」とあるように、男女の違いを認めあい、それぞれの性格や能力などを充分勘案した教育が何よりも肝要だと考えております。
近年、生徒一人ひとりのニーズも多様化してまいりました。「温故知新」「不易流行」という四字熟語に表わされるように、東大谷高等学校では、「報恩感謝」という建学の精神を教育の中心に置きつつ、泉ケ丘校舎への移転を機にそうした多様なニーズに対応した教育を行うとともに、国際感覚を身につけ、情報化社会を生き抜くことができるような人材の育成を進めるべく、新たなよりよき学びの場を提供してまいります。
最後に、100有余年の女子教育の伝統の上に、男子教育の伝統も新たに構築していく必要がありますが、例えば釈迦の説法が「対機説法」「応病与薬」と言われ、あるいは『仏説阿弥陀経』にも「青色青光、黄色黄光、…」とあるように、男女の違いを認めあい、それぞれの性格や能力などを充分勘案した教育が何よりも肝要だと考えております。
学校法人大谷学園 学園長
左藤 一義