【行事】合同報恩講
本日は、報恩講を実施しました。
今年は合同報恩講として、全国の大谷派がYoutube配信として同時刻で合同報恩講を行いました。

本日頂いたお話の抜粋です。
「自分の愚かさに気づいたとき、自分の見てる景色は違って見える。」
「目の前のひとを、阿弥陀様と同じようにどこまでも大切にする。」
「日頃のものの見方、物差しで測れない世界を体験している。」
など、日々の忙しさにひととしての忘れがちな精神のお話をして頂きました。
また、最後に、真宗大谷派学校連合会60周年記念動画を視聴しました。

関連の皆様、貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。
以下は<報恩講>についてのお話です。
親鸞聖人は、1173年4月1日に京都東南日野の里に誕生されました。
9 歳で出家され、比叡山で 20年間に渡り天台宗の教えを修行されますが、自力仏教の限界に目覚められ、29歳で山を降り、法然上人のもとで阿弥陀仏の信仰に入られ、動乱した鎌倉時代の中で絶対他力の教えを説いていかれました。
阿弥陀仏の真実の「み教え」に出逢い、自分自身の愚かさに気付き、自らを「愚禿(ぐとく)親鸞」と名乗られ、真実の心を持たず嘘や偽りの心を宿している、あさましい凡人として生き抜かれ、1262年 11月 28日京都善法院にて 90年の生涯を終えられ、お浄土へ還られました。
親鸞聖人によって示された真宗の教えは 800年に渡り脈々と伝えられ、教えを仰ぐ人々によって<報恩講(ご恩に報いる集い)>として伝えられ今日に至っています。
本校でも校祖左藤了秀先生から 110余年に及ぶ伝統に立って<報恩講>を続けてまいりました。
本校における建学の精神の基となる行事であり、日頃の感謝の念を大切にする日としております。
生徒の皆さんは、日頃の感謝を様々な方にお伝えし、自分の「心」を伝えていきましょう。